ROSE Testで分かること
ROSE Testでは、基板表面のイオン残渣総量を測定することができます。
早い段階でフィールド障害を引き起こす問題を検出するため、初期リスク評価が可能です。より正確な分析方法として、イオンクロマトグラフィーなど高度な技術を用いたイオン残渣の定量または定性測定も可能です。
イオンクロマトグラフィーとの違いは?
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ROSE Testの主な用途
・リーク電流やケミカルマイグレーション、または銅の腐食など、潜在的リスクの予測評価
・ガイドラインに従ったはんだ付け後の清浄度評価
・洗浄後または次工程となるコーティングやボンディング前の表面定性分析
・定期的なサンプル調査による継続的な品質管理 -
測定対象物
プリント基板(PCB)、DCBなど
最小サイズ:縦10x横10cm~
最大サイズ:~縦50x横50x高さ5cm
※最小サイズ未満の場合は同サンプルを複数枚ご用意ください。十分な表面積を確保したうえで測定を行います。 -
使用装置
ゼストロンジャパン使用装置:Aqueous Technologies Zero Ion
※Rose test装置は各社仕様が少し異なり、数値結果は装置に依存します。 -
規格
ゼストロンジャパン測定規格;IPC-TM-650 2.3.25
※他の規格での測定をご要望の場合、規格内容をお知らせください。
測定方法
ROSE Testは、基板表面のイオン性汚染物質を純水とアルコールの混合液で抽出し、抽出液の導電率を測定することで総イオン汚染量を評価する方法です。
測定結果は NaCl 換算値として算出されます。
(結果表示単位: μg/cm2)
測定結果例
測定例として右図に示すようなグラフの場合は連続的に数値が上昇していることから総イオン量は多く、十分な清浄度が得られていないことを示唆しています。
神奈川県にあるゼストロンの分析センターには、マイクロスコープ、FT-IR、イオンクロマトグラフィー、SEM-EDXなどの観察/分析装置があり、トレーニングを受けた専任のスタッフが、洗浄後の清浄度評価や、洗浄後に不具合が起きている場合の原因分析などをお手伝いいたします。
また、必要に応じて分析結果をおまとめしたレポートを提出し、分析結果を踏まえた洗浄プロセスの最適化・構築もご提案いたします。分析に関して、何かお困り事がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
分析内容がまだ固まっていなくても問題ありません。
現状のお困りごとや気になっている点をもとに、適した分析方法や進め方をご提案します。
「何が付着しているか分からない」「原因をどこから調べればよいか分からない」といった段階でも、お気軽にご相談ください。