メタルマスク 裏拭き洗浄剤
VIGON® UC 160

メタルマスクの裏拭き洗浄が不十分な場合、はんだブリッジ・冷接合(コールドジョイント)・はんだボール・つぶれはんだなどの印刷不良が発生する可能性があります。

VIGON® UC 160は、メタルマスク裏拭き専用に設計された水系洗浄剤です。
IPA代替として安全性と高い洗浄力を両立し、SMT印刷工程における印刷品質の安定化と作業環境の改善を実現します。

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メタルマスク上の主な付着物(残渣)

  • 乾燥して表面に残ったクリームはんだ
  • にじみはんだ
  • 開口部内に残ったクリームはんだ
  • ざらざらな梨地状態

メタルマスクの洗浄不足によって発生し得る不良

  • 開口部へのはんだ残留は、印刷時のはんだ量の不足につながる
  • にじみはんだによる過剰塗布、ブリッジ発生
  • 連続安定性が得られずはんだボール発生
  • 冷接合(コールドジョイント)                  等に繋がります。

よって、裏拭き洗浄剤の選定・清浄度は、SMT工程の安定化に直結します。

メタルマスク 裏拭き洗浄剤  VIGON® UC 160とは?

 

VIGON® UC 160 は、メタルマスクの裏側に付着するクリームはんだを除去するため専用設計された印刷機内用水系洗浄剤です。適切な濡れ広がりにより安定した洗浄性能を発揮し、印刷状態の安定化および各種印刷不良の抑制に貢献します。さらに、安全性にも優れており、IPA代替として最適です。また、下記メーカー様にも適合確認をいただいております。


パナソニックコネクト株式会社 様

推奨洗浄剤として
認定いただいています。
 


株式会社FUJI 様

推奨洗浄剤として
認定いただいています。
 


ヤマハ発動機株式会社 様

使用可能洗浄剤として
認定いただいています。

(YRP10シリーズ以外の装置使用を検討される際は、
メーカー様へご相談ください。)

VIGON® UC 160の洗浄メカニズム

クリームはんだとメタルマスクの境界面に浸透し、MPC®テクノロジー

を使って界面の粘着性を下げます。これにより、溶解性のみに頼った洗浄ではなく、余剰なはんだやフラックスを浮き上がらせて、ペーパーで拭き取り除去する仕組みとなっています。

VIGON® UC 160と比較すると、IPAは全方向から浸透するのでクリームはんだの化学的構造に影響を与えます。洗浄力という点では有効な性質ですが、必ずしも最適な特性とはいえません。

IPA洗浄の課題

印刷品質への影響を避けるため、洗浄後に液を残さない運用が一般的です。

しかしながらはんだ接合の微細化が進み、メタルマスクの開口寸法はますます微細化しています。その結果、表面張力の影響により洗浄液が開口内部に滞留しやすくなり、洗浄液を残留させない形で印刷品質を管理・調整することが非常に難しくなっています。

また、IPAは引火性の高い有機溶剤であり、保管・補充・使用時には静電気などによる着火・火災リスクの認識を持つことが求められています。さらに、環境負荷低減や作業者の安全確保の観点からも、水系洗浄剤への切り替えが求められるケースが増えています。

VIGON® UC 160の特徴①
優れた洗浄性+残留してもはんだ形成に影響しにくい洗浄設計

IPAや溶解性を重視した洗浄剤は、クリームはんだやフラックスに作用する特性を持つため、条件によってははんだ形成性やリフロー後のフラックス形状に影響を及ぼす可能性があります。安定した印刷品質を維持するためには、洗浄性だけでなく、はんだ形成への影響にも配慮した洗浄剤の特性が求められます。

VIGON® UC 160は、メタルマスクの微細開口化による洗浄難易度の上昇や、IPA使用における環境・安全面の課題に対応する水系洗浄剤です。

ゼストロン独自のMPC®テクノロジーがクリームはんだとメタルマスクの界面に作用し、粘着性を低下させることで、余剰はんだやフラックスを浮き上がらせて除去します。

さらに、微細開口においても安定した洗浄性を発揮するとともに、はんだ・フラックスへの影響に配慮した設計により、印刷品質の安定化に貢献します。

ゼストロン独自のMPC®テクノロジー
洗浄液の挙動(剥離の様子)

VIGON® UC160は、ペーパーへの吸液性を高めるとともに、はんだ・フラックスへの影響にも配慮して設計されており、はんだ形成性を良好に保ちながら、安定した洗浄性能を発揮します。

また、溶解特性のみに依存しない洗浄機構により、水溶性フラックスの洗浄にも効果的です。

  印刷後の形成性 リフロー後
VIGON® UC 160
IPA

 

VIGON® UC 160の特徴②
安全性の高い水系洗浄剤(IPA代替)

・引火性なし
・有機則非該当
・低臭気

VIGON® UC 160の特徴③
濡れ性が適正化され、洗浄液・ペーパーの消費量低下

VIGON® UC 160は濡れ性が適正で高水分量の洗浄剤であり蒸発しにくいため、少ない洗浄剤量で連続的に洗浄が可能です。そのため、ペーパーの使用量の削減効果も大きいです。


VIGON® UC 160

ペーパーへの濡れ性が適切に設計されており、洗浄に適した状態を維持しやすい
⇒連続的で安定した運用が可能で、洗浄液・ペーパーの使用量削減に貢献


IPA

ペーパーへの濡れ性が高く、揮発しやすいので、多くのIPAが必要
⇒ペーパーの使用量も増加
 


Q. 裏拭き洗浄剤は乾燥性が重要では?

A.はんだの形状が崩れなければ問題はありません。

乾燥性が高すぎる場合、はんだやフラックスと洗浄剤との接触時間が短くなり、メタルマスク裏面から十分に除去できない可能性があります。その結果、印刷品質に影響を及ぼす場合があります。

そのため、裏拭き洗浄では洗浄性と乾燥性のバランスが重要です。VIGON® UC160は、裏面に付着した汚れを効率的に除去し、安定した印刷状態を維持するよう設計されています。

VIGON® UC 160は

  • 洗浄に適した濡れ性
  • 残留影響が極めて小さい設計

により、初回ショットから安定した印刷が可能です。

Q. VIGON® UC 160はどの印刷機で使用可能ですか?

A.株式会社FUJI様・パナソニックコネクト株式会社様にて推奨洗浄剤として、また、ヤマハ発動機株式会社様のYRP10シリーズにて使用可能洗浄剤として指定いただいております。
その他、ご使用の印刷機メーカー・型式をお知らせいただければ、使用可否を確認させていただきます。

有機系成分を最低限に抑えており、安全性も高いため、理論上一般的な機構の印刷機であれば問題なく使用できるように液設計されています。海外印刷機メーカー様での実績もございます。

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VIGON® UC 160の洗浄性・使用感確認のため、サンプル提供を実施しています。
ぜひお気軽にお問合せください。


洗浄から清浄度分析までワンストップで

洗浄を検討するにあたって、洗浄剤だけでは完結しません。

弊社は洗浄剤メーカーではありますが、ワークに適した洗浄方式を選択するこ と、そして洗浄後の分析も重要と考えています。

そのため、洗浄剤のご提案だけでなく、洗浄方式の選定、清浄度分析もサポー トさせていただきます。

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