フラックス洗浄剤の種類と選定方法
洗浄剤の種類(水系洗浄剤/溶剤系洗浄剤)・選定方法とは?について解説しています。
おすすめ技術資料「フラックス洗浄剤の選び方」
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フラックス洗浄剤を選ぶ時のポイント
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フラックス洗浄剤の種類
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水系洗浄剤検討時に気を付けるべきポイント など
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洗浄剤の種類
洗浄剤は大きく分類すると「水系」「準水系」「溶剤系」に分別されます。
【洗浄剤の種類】
水系洗浄剤 … 水が主成分を占める洗浄剤
無機・有機塩基を用いたもの
⇒アルカリ水系
界面活性剤系
純水洗浄
準水系洗浄剤 …水の含有率が約50%の洗浄剤
有機溶剤+水のブレンド品
⇒アルコール+水
グリコールエーテル+水 など
溶剤系洗浄剤 ... 有機溶剤が主体の洗浄剤
⇒アルコール系
炭化水素系
ハロゲン系 など

溶剤系洗浄剤
洗浄剤として使用する際は、単一成分としてそのまま使用したり、
有機溶剤等がブレンドされているものなどが市場に出ています。
▼ 溶剤系洗浄剤の種類
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炭化水素系…油脂の溶解力大
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ハロゲン系…速乾性 / 不燃性
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アルコール系…浸透性がよく細部洗浄に適する
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有機溶剤を単一成分として使用する(IPA、トルエン、塩化メチレン、アセトン、エタノールなど)
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各メーカーで複数種の有機溶剤をブレンドした洗浄剤
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エマルジョンタイプの洗浄剤

洗浄剤の選定方法
洗浄剤は用途・目的に合わせて選定しましょう。選定する上でのポイントをご紹介します。
水系・溶剤系ともにメリット・デメリットはありますが、傾向として環境問題改善と健康被害軽減のために溶剤系洗浄剤の使用を中止または削減する企業が増えています。
- 洗浄性
求める清浄度に合わせて選定しましょう。一般的に溶剤系洗浄剤は溶解力が強く、洗浄性が高いと思われていまうが、最新のはんだペーストは性能向上のため、様々な物質が添加されるようになり、有機溶剤では洗浄が難しいケースも増えてきているので、気を付けましょう。 - 材料適合性
洗浄性が強いと、素材に与えるダメージも強い傾向があります。洗浄時間数の最低10倍の時間で浸漬し、影響がないことを確認することをおすすめします。 - 安全性
洗浄剤に関連する法令として、「労働安全衛生法(安衛法)」、「消防法」、「毒物及び劇物取締法」、「大気汚染防止法(VOC規制)」、「有機溶剤中毒予防規制(有機則)」、「PRTR制度」、「水質汚濁防止法」等があります。各法令を考慮して選定しましょう。 - ランニングコスト
洗浄剤自体の価格だけではなく、廃液処理や液交換作業なども考慮したランニングコストを確認することが大事です。液単価が安価でも、ランニングコストを計算した時に想定よりも高くなる場合もあります。
洗浄から清浄度分析までワンストップで
洗浄を検討するにあたって、洗浄剤だけでは完結しません。
弊社は洗浄剤メーカーではありますが、ワークに適した洗浄方式を選択するこ と、そして洗浄後の分析も重要と考えています。
そのため、洗浄剤のご提案だけでなく、洗浄方式の選定、清浄度分析もサポー トさせていただきます。